文大統領「遅くとも11月に集団免疫」　新型コロナワクチン巡り

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は18日に年頭の記者会見を開き、新型コロナウイルスワクチンの接種計画を巡り「遅くとも11月には集団免疫が完全に形成されるだろう」と述べた。「接種の時期や集団免疫の形成時期などは、他国に比べ決して遅くなく、むしろ早い」と強調した。

　文大統領は、ワクチンは十分な量を確保済みで、2月から9月までの間に接種を必要とする国民の1回目接種を終える計画だと説明し、そのころにはおおむね集団免疫が形成されるとの考えを示した。

　また、18日午前0時までの24時間に国内で確認された新型コロナの新規感染者が389人と54日ぶりに300人台にとどまったことを挙げ、流行の「第3波」の勢いが衰えているのは明白だと指摘。「来月からワクチンの接種を開始し、治療薬も使える。気を緩めず、もう少しだけ耐えてほしい」と国民に呼び掛けた。