日本、新型コロナの新規感染者5800人・1日の死亡者数史上最多…緊急事態宣言対象地域を拡大＝韓国報道

　日本で13日の新型コロナウイルス感染症（新型コロナ）の新規感染者が5800人余り発生し、累積感染者が30万人を大きく上回った。この日1日の死亡者は97人で、歴代最多記録を塗り替えた。

　NHKは13日午後10時30分基準で、日本全域で5871人の新規感染者が新たに報告されたと報じた。

　地域別では、首都・東京都が1433人と最も多く、△神奈川県767人、△大阪府536人、△千葉県422人、△埼玉県392人、△愛知県319人、△兵庫県285人などの順であった。

　これにより、日本国内の累積感染者数は30万4752人（昨年2月、横浜港に入港した国際クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号内の感染者712人を含む）へと増えた。

　日本の人口（1億2600万人）を考慮すると、少なくとも500人に1～2人は新型コロナに感染していることになる。

　死亡者も急速に増えている。同日、日本では97人が追加で命を落とし、累積死亡者数は4276人（ダイヤモンド・プリンセス号内の死亡者13人を含む）となった。

　新型コロナ死亡先行指標とされる重症患者数は、前日より19人増えた900人と集計された。

　これに先立ち、日本政府は同日、首都圏に続き大阪府や京都府など7府県も緊急事態宣言の対象地域とした。11の国や地域と行っているビジネス目的の往来（ビジネストラック）も一時中断するという方針も明らかにした。

　しかし、専門家らはすでに医療崩壊が起きているとし、この程度の対策では不十分だという立場だ。

　日本医師会の中川俊男会長は13日の記者会見で「感染者増加が続けば適切な医療を受けられない“医療崩壊”から医療自体が受けられない“医療破壊”の状態になる恐れがある」と明らかにした。

　中川会長は「全国的な（非常事態宣言）発令も考慮しなければならない」とし、「欧米のような感染爆発傾向が現実化してきている。遅すぎることがないよう、あらかじめ対策を講じておかなければならない」と強調した。