兵務庁「兵役忌避者」となった韓国代表FWソク・ヒョンジュン、太もも負傷で2か月欠場し今月12日に復帰(画像提供:wowkorea)
兵務庁「兵役忌避者」となった韓国代表FWソク・ヒョンジュン、太もも負傷で2か月欠場し今月12日に復帰(画像提供:wowkorea)
「兵役義務忌避者」リストに含まれた韓国代表FWソク・ヒョンジュン(29、トロワAC)が先ごろ太ももの負傷から復帰、2試合に交代投入され試合感覚を取り戻している。

ソク・ヒョンジュン の最新ニュースまとめ

 ソク・ヒョンジュンは去る16日(日本時間)、ASナンシーとの2020-21フランスリーグ2(2部リーグ)第15節で後半24分に交代投入され、3-2の勝利に貢献した。

 ことし1月、トロワACに移籍したソク・ヒョンジュンは3月、新型コロナウイルスに感染。フランスのプロサッカー選手としては初の感染者、さらに韓国サッカー選手としても初の感染者となっていた。

 新型コロナウイルスから回復したソク・ヒョンジュンは、シーズン序盤は先発と交代出場を繰り返し、1ゴールを記録。しかし、10月に太ももを負傷し、2か月間リハビリに集中していた。そして今月12日、SMカーンとの試合で後半29分に交代投入され、復帰戦のピッチに立った。

 そんな中、母国・韓国で報じられた「兵役法違反容疑」のニュース。ソク・ヒョンジュンは国外渡航許可を受けた後、満28歳だった昨年4月1日より前に帰国しなければならなかったが、これを履行していなかった。これにより、事由は「国外不法滞在」と記載された。

 現行法によると、兵役未了者は満28歳になると特別な理由がない場合、海外渡航が制限される。そのため、ソク・ヒョンジュンは兵役法94条(国外渡航許可の義務)違反に該当する。

 兵務庁はことし3月、ソク・ヒョンジュンを含めた公開対象者らに事前案内し、6か月間の召命機会を与え、兵役義務忌避公開審議委員会の審議を経て最終公開対象者を確定したと説明している。

 兵務庁は、ソク・ヒョンジュンら全員を「兵役法違反」の容疑で刑事告発する方針だ。しかし、現行法では強制的に帰国させる方法はないと伝えられている。

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