ソウルの竜山米軍基地のサウス・ポスト全景(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウルの竜山米軍基地のサウス・ポスト全景(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は11日、米国と在韓米軍地位協定(SOFA)合同委員会をテレビ会議形式で開催し、ソウル市や京畿道、大邱市、慶尚北道浦項市、江原道太白市にある米軍基地計12か所の返還を受けることで合意したと発表した。

 返還された12か所の総面積は約146万5000平方メートル。

 ソウル市では竜山米軍基地の南側、サウス・ポストの二つの敷地(スポーツフィールドとソフトボール競技場、5万平方メートル)などが返還された。

 2004年の竜山基地移転協定などに基づき、韓米が全国の在韓米軍基地80か所に対する返還作業を開始して以降、竜山米軍基地(203万平方メートル)の一部が返還されたのはこれが初めてとなる。

 昨年12月に米軍基地4か所が返還されたときと同様、環境汚染浄化費用はまず韓国政府が負担し、追って費用分担を協議することにした。

 韓米は汚染浄化に対する責任の所在に加え、在韓米軍が使用中の基地の環境管理強化策、汚染管理基準の開発などについて継続的に協議する予定だ。

 今回の返還により、返還対象の米軍基地80か所のうち未返還は12か所のみとなった。政府は残りの基地の返還に向け、米国と協議を続ける方針だ。


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