丁首相はこの日午前、政府世宗庁舎で第111回国政懸案点検調整会議を主宰し、「故チェ・スクヒョン選手(女子トライアスロン元韓国代表選手)が監督や先輩選手からの暴言・暴行に耐えかねて自ら命を絶つという悲しい事件の後、政府は特別調査チームを構成し真相調査を行っている。中間結果の報告を受け、非常に胸が痛い」として、このように明かした。
丁首相は「現在までの調査によると、大韓体育会などは十分な対面調査もなく、加害者の陳述のみに依存して、被害者保護を怠っていた」とし、「申告の処理、選手保護システムの相対的な欠陥と、担当者らの消極的な行動が確認されたことになる」と指摘。その上で、「スポーツ界の人権侵害は、閉鎖的な組織文化から始まった慢性的な弊害の断面」とし、「文化体育観光部も管理監督の責任がある」と強調した。
なお、政府は確認された問題点と最終調査結果を反映し、近日中に国民にスポーツ人権保護対策を発表する予定だ。
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