韓国首相、女子トライアスロン元韓国代表選手の自殺に対する中間調査結果の報告受け「胸が痛い」(画像:news1)
韓国首相、女子トライアスロン元韓国代表選手の自殺に対する中間調査結果の報告受け「胸が痛い」(画像:news1)
韓国のチョン・セギュン(丁世均)首相は30日、スポーツ界の人権侵害と関連し「無寛容の原則」に基づいて徹底した調査と処罰と共に不正指導者のリスト公表、人権侵害が発生した体育団体に対する補助金支援の中断などを検討するよう指示した。

 丁首相はこの日午前、政府世宗庁舎で第111回国政懸案点検調整会議を主宰し、「故チェ・スクヒョン選手(女子トライアスロン元韓国代表選手)が監督や先輩選手からの暴言・暴行に耐えかねて自ら命を絶つという悲しい事件の後、政府は特別調査チームを構成し真相調査を行っている。中間結果の報告を受け、非常に胸が痛い」として、このように明かした。

 丁首相は「現在までの調査によると、大韓体育会などは十分な対面調査もなく、加害者の陳述のみに依存して、被害者保護を怠っていた」とし、「申告の処理、選手保護システムの相対的な欠陥と、担当者らの消極的な行動が確認されたことになる」と指摘。その上で、「スポーツ界の人権侵害は、閉鎖的な組織文化から始まった慢性的な弊害の断面」とし、「文化体育観光部も管理監督の責任がある」と強調した。

 なお、政府は確認された問題点と最終調査結果を反映し、近日中に国民にスポーツ人権保護対策を発表する予定だ。

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