女性家族部、‘前ソウル市長セクハラ疑惑’で3時間近く‘非公開’点検=韓国(提供:news1)
女性家族部、‘前ソウル市長セクハラ疑惑’で3時間近く‘非公開’点検=韓国(提供:news1)
韓国の女性家族部は28日、故パク・ウォンスン(朴元淳)前ソウル市長のセクハラ疑惑と関連し、ソウル市を対象に現場点検を実施した。

朴前市長をセクハラ容疑で告訴した元秘書側が13日に記者会見を開き、疑惑を提起してから半月後のことだ。

女性家族部とソウル市などによると、チャン・ミギョン点検総括チーム長を含む5人の点検団は、この日午後2時15分ごろ、ソウル市庁で現場点検に入り、午後5時まで3時間近く非公開で行われた。

法律・相談・労務分野の民間専門家らが参加した点検団はこの日、朴前市長のセクハラ疑惑をはじめ、ソウル市のセクハラ・性暴力防止に関するシステム全般を点検した。

さらに朴前市長への訴え以前に発生したこれまでのセクハラ・性暴力事件に対する再発防止対策の実施可否と、性暴力予防教育の実施状況、組織内の性暴力関連2次被害の発生現況などを点検したという。

女性家族部の関係者は「ある事件にフォーカスして調査するのではなく、ソウル市でセクハラ・性暴力事件が起きた場合、法的措置や被害者保護措置をきちんとするのか点検すること」とし、朴前市長疑惑関連の「標的点検」が行われるのではないと線を引いた。

ソウル市関係者も「調査というよりは性暴力関連人権侵害事案に対する申告手続きをはじめとするシステムに関する全般的な事項を点検した」と説明した。

女性家族部は同日、ソウル市の現場点検と関連し、極度の保安維持を見せた。

記者団にも点検開始時間を公開せず、「午後中」とだけ明らかにし、点検終了時間についても「現場関係者ではないので分からない」などの回答で一貫した。

午後には女性家族部がソウル市側に‘マスコミ非公開’を要請し、現場点検の状況を取材するためにソウル市役所を訪れた取材陣が撤収することもあった。

女性家族部はこれに先立ち、今回のソウル市の現場点検結果は公開しないという方針を明らかにしたが、強い批判を受けると「結果発表はすぐにはせず、対策を含めて今後する方向で検討中だ」と立場を変え、論議を呼んだ。

女性家族部は29日もソウル市に対する現場点検を続ける計画だ。

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