晴れの天気の韓国ソウル。市民がマスクをつけて歩いている(提供:news1)
晴れの天気の韓国ソウル。市民がマスクをつけて歩いている(提供:news1)
気温と湿度が高い夏が来ても、予想とは違い新型コロナウイルス感染症の勢いは一向におさまらない。遺伝子の変化で感染力が強くなった影響はあるが、韓国の集団感染事例をみると、結局 気候よりも閉鎖された空間の中での密接な接触行為が感染拡散に絶対的な影響を与えているとみられる。

キム・ウジュ の最新ニュースまとめ

このため、秋と冬の大流行が懸念される。気温が低くなるこの時期に、人々は一層室内に集まりやすくなるためである。加えてウイルスが生存するのには、よりよい気候条件でもある。韓国防疫当局もこれを注視し、大流行へとつながる要因を遮断するために、現在 地域拡散防疫に力を注いでいる。

今日(14日)コリョ(高麗)大学病院感染内科のキム・ウジュ教授(前MARS対応タスクフォースチーム長)は、韓国総合ニュース通信社“ニュース1”とのインタビューで「夏だが最近 世界的に感染者が2倍に増えていることだけをみても、新型コロナの勢いはブレーキがきかず疾走している」とし「確かにパンデミックのインフルエンザとは違う流行の勢いがあり、隙さえあれば流行する状況だ」と説明した。

またキム教授は「最近 防疫当局の調査で、国民の抗体形成率が0.03%という点は、集団免疫が難しいということを示唆している」とし「ワクチンが開発されるまでは、国民たちの防疫守則の順守はもちろん、政府も防疫医療支援への備えを徹底するしかない状況だ」と付け加えた。

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