ソウル市内の大型スーパーで買い物をする市民(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市内の大型スーパーで買い物をする市民(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が2日発表した消費者物価動向によると、5月の消費者物価指数は前年同月比0.3%下落した。昨年9月(0.4%下落)に初のマイナスを記録して以来、8カ月ぶりに再びマイナスとなった。原油安による石油類価格の下落が響いた。 前年同月比の物価上昇率は昨年12カ月連続で1%を下回った。今年1~3月は1%台を維持したが、4月は0.1%に鈍化し、5月はマイナスに転じた。 農畜水産物の価格が3.1%上昇した一方で、工業製品は2.0%下落した。中でも石油類が原油安の影響で18.7%落ち込んだ。 サービス物価は0.1%上昇、公共サービスは1.9%下落した。 統計庁関係者は「消費者物価が下落した最大の要因は、原油価格下落に伴う石油類価格の急落だった。(高校授業料の無償化など)教育分野の政策支援による公共サービスの下落も影響を及ぼした」と説明。その上で、「物価下落の要因が需要側というより供給側にあったため、デフレと判断するのは不適切だ」と述べた。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40