文大統領の式典出席は、就任直後だった2017年と19年に続き3回目。18年には李洛淵(イ・ナクヨン)首相(当時)が出席した。
この日の式典には、国の要人や光州民主化運動の功労者、その家族など、約400人が参加した。
青瓦台(大統領府)は「5・18(光州民主化運動)40周年を迎え、功労者の高貴な自己犠牲精神をたたえて国民統合の契機にするというのが記念式典の趣旨」と説明した。特に今年は、5月18日が記念日に制定されて以降初めて、歴史的現場である旧全羅南道庁の前で開催される点にも意味があるとした。
当時、新軍部勢力の権力掌握を拒否した市民が立ち上がり民主化を要求したが、軍の発砲により多くの犠牲者が出た。1997年に、この運動の民主、人権、平和への崇高な精神を継承するため記念日が制定された。
文大統領は記念日前日の17日、光州MBCの特別企画番組に出演し、「(市民に対する)発砲命令者が誰だったのか、発砲の最終的な法的責任がどこにあるのかが明らかになっていない」と指摘。真相究明の重要性を強調した。
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