金正恩北朝鮮国務委員長の“健康異常説”が話題となっている中、肝心の北朝鮮当局は何の反応も見せていない(提供:news1)
金正恩北朝鮮国務委員長の“健康異常説”が話題となっている中、肝心の北朝鮮当局は何の反応も見せていない(提供:news1)
世界の報道を通じてキム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮国務委員長の“健康異常説”が話題となっている中、肝心の北朝鮮当局は何の反応も見せていない。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

健康異常説が話題となって二日目である今日(22日)の午後も朝鮮労働党機関紙などの官営メディアは、キム委員長の動静について何も報道していない。

まず北朝鮮は、キム委員長の健康異常説が一部事実だとしてもそのことに関して報道されることはないとみられる。北朝鮮が最高指導者に対する健康異常説について報道したり談話を発表したことは前例がないためである。

過去、キム委員長が杖をついて現地指導をしている姿を公開したときには、その身辺の変化に対して推測する報道をしただけであった。しかし、その時にも健康と身辺変化についての直接的な言及はなかった。北朝鮮では最高指導者に対する健康と身辺は、当然極秘事項だからである。

また、北朝鮮が何の反応も示さないのは、実際にキム委員長に何の異常もないからだという可能性もある。

故金日成(キム・イルソン)主席の誕生を祝う“太陽節”にキム委員長がその姿を見せなかったという前例のない出来事ひとつだけで、キム委員長が重体だと判断するのには無理がある。

結果的にキム委員長の健康異常説を確認するには、北朝鮮の報道を待つべきだとみられる。北朝鮮が健康異常説を払拭させようとすれば、近いうちに公開活動が報道される可能性がある。

反対に実際、キム委員長に健康の問題があるのなら、公開活動の報道もやはり時間がかかるものとみられる。

またキム委員長に何の問題がないのに周辺国の反応をうかがいながら公開活動を実施しないのであれば、戦略的な時期を選んでいる可能性もある。

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