キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
北朝鮮の専門メディア・デイリーNKは20日、「金正恩国務委員長が最近、心血管系の手術を受けた後、まだ治療を受けている」と報道した。
デイリーNKは、北朝鮮の内部消息筋を引用して、「最近、白頭山に続けて通っていたため、金正恩委員長の心血管疾患が以前よりひどくなった」とし、「白頭山は気圧が低く、血圧や心血管に問題がある人が何度も訪れたり、長い間滞在することはよくないと言われている」と伝えた。
このような報道は、金日成主席と金正日国防委員長は肥満体質であり、死因が急性心筋梗塞だったという点で注目された。肥満と心臓病の問題が、金氏一家の来歴であることを見ると、最近伝えられていた金正恩委員長の「健康異常説」も納得できる。
特に、最近は金正恩委員長が、金日成主席の誕生日である太陽節(4月15日)の行事に姿を現さなかったうえに、錦繍山にある太陽宮殿にも参拝しなかったため、本人に対して多様な推測がされ、金正恩委員長の健康に対する不安が増していた。
金正恩委員長の父親である金正日国防委員長は、2011年12月17日に死亡した。国営メディア・朝鮮中央通信によると、金正日国防委員長の死亡原因は、急性心筋梗塞と心臓発作の合併症であったことが分かった。
金正恩委員長の祖父にあたる金日成主席は、1994年7月7日、心筋梗塞による心臓発作で死亡した。
心筋梗塞は、心臓に酸素と栄養分を供給する3つの心臓血管が詰まって発生する病気で、喫煙、糖尿、高血圧、肥満、家族歴などが原因で発症する。
2016年に韓国の国会情報委員会は、金正恩が委員長に就任してから、体重が4年間で40kg増加し、130kgと推定されると明らかにしていた。外国メディアも金正恩委員長のウエストが45インチで、腹部肥満体型であるとし、健康上の問題を指摘していた。
これにより、金正恩委員長も心血管系の疾患である可能性が高いという推測が継続的に伝えられた。専門家は、金正恩委員長が肥満と心血管系の疾患など、家族歴がある可能性が少なくないと予測している。
ただし、米国CNNがこの日報道した金正恩委員長の重篤説については、ハプニングである可能性が高い。中国共産党対外連絡部の関係者は、ロイター通信に「金正恩委員長は危篤状態ではないと判断される」とし、韓国大統領府もこの日の午後、「金正恩委員長は現在側近たちとともに地方に滞在中であり、正常に活動していると聞いている」と伝えた。
金正恩委員長の身上については、北朝鮮内部の特急機密である。そのため、金正恩委員長の身上は、北朝鮮国営メディアなどの公式発表を通さなくては確認できない事案である。
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