11月下旬から米軍の偵察機が朝鮮半島上空を頻繁に飛行している=(聯合ニュース)
11月下旬から米軍の偵察機が朝鮮半島上空を頻繁に飛行している=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米軍の偵察機が相次ぎ朝鮮半島上空を飛行しているのに続き、哨戒機も飛行したことが分かった。地上だけでなく海上の監視も強化し、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射など北朝鮮にさらなる挑発の可能性がないか、動向を探っているようだ。

 民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」で4日、米海軍の哨戒機P3Cが朝鮮半島の上空約6700メートルを飛行したことが確認された。同機種は通常、レーダーなどを利用して潜水艦を探索する任務を負う。

 北朝鮮が11月28日午後に「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」の連続発射実験を実施して以降、米軍偵察機が次々と朝鮮半島上空に飛来している。同日に米海軍の偵察機EP3E、30日に米空軍の高高度偵察機U2S、12月2日に米空軍の偵察機RC135W、3日に米空軍の偵察機E8Cがそれぞれ飛行した。

 北朝鮮は米国との対話期限を年末と区切っており、米国は北朝鮮の武力挑発をけん制するために偵察機を飛ばしているとみられる。トランプ米大統領も3日、必要なら軍事力の行使も辞さないと発言した。

 米軍の偵察機が位置を識別できる装置を意図的に作動して飛行しているとの見方もある。


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