金剛山観光地区(資料写真)=(聯合ニュース)
金剛山観光地区(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が韓国の統一部に対し、南北経済協力事業の金剛山観光について、金剛山にあるホテルなど韓国側施設の撤去に向けた協議を求める通知文を送るとともに、金剛山観光事業を手がけていた現代峨山にも同様の通知文を送付していたことが25日、同社関係者の話で分かった。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 金剛山観光事業は2008年、韓国人観光客が北朝鮮兵に射殺される事件が起きたことから、10年以上中断されている。

 同社関係者は「統一部と緊密に協議する」として、「北との信頼関係を守っていく方向で対応する」との方針を示した。

 統一部は同日午前、北朝鮮側が韓国側施設の撤去問題を文書交換の形で協議するよう求める通知文を送付してきたと明らかにした。

 北朝鮮メディアは23日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が金剛山観光地区を視察した際、「見ただけで気分が悪くなるみすぼらしい施設」としてホテルなど韓国側施設の撤去を指示したと報じた。

 同社は報道を受け、「当惑している」とのコメントを出していた。


Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0