日本政府は7月4日、半導体・ディスプレー材料の3品目の韓国向け輸出を包括許可から個別許可方式に切り替え、規制を強化した(イラスト)=(聯合ニュース)
日本政府は7月4日、半導体・ディスプレー材料の3品目の韓国向け輸出を包括許可から個別許可方式に切り替え、規制を強化した(イラスト)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】日本政府が7月4日に、半導体・ディスプレー材料であるフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジスト(感光材、フォトレジスト)の3品目について、韓国向け輸出を包括許可から個別許可方式に切り替え、規制を強化してから約3カ月間で、韓国への輸出を承認したのは計5件だったことが30日、分かった。 業界関係者によると、個別許可が下りたのは、レジストが3件、フッ化水素が1件、フッ化ポリイミドが1件だった。 フッ化ポリイミドはこれまで承認されていないとみられていたが、今月中旬に申請されたものが初めて承認されたことが確認された。韓国の中小企業が輸入するものという。 個別許可の審査期間は90日程度とされる。申請件数は公開されていないが、規制強化から90日近くが経つにもかかわらず承認されたのがわずか5件のため、これらの品目を輸入する企業側は不安を募らせている。 一部では、世界貿易機関(WTO)の規定違反にならないよう、日本が少しずつ承認しているとの見方も出ている。 韓国政府は今月11日、3品目の対韓輸出規制強化に関し、不当な経済報復措置を取られたとして日本をWTOに提訴する手続きを開始。日本政府は20日、WTOを通じた紛争解決手続きの最初の段階となる当事国による2国間協議に応じると表明した。
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