日本製品不買運動への参加を知らせる案内板が掲げられているソウル市内のスーパー=(聯合ニュース)
日本製品不買運動への参加を知らせる案内板が掲げられているソウル市内のスーパー=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】日本による対韓輸出規制を受けて韓国で広がっている日本製品の不買運動の影響で、韓国の輸入ビール市場で不動の1位だった日本産ビールの輸入額が急減している。

 韓国関税庁の輸出入統計によると、7月の日本産ビールの輸入額は434万2000ドル(約4億6000万円)で前月比45.1%減少し、順位が1位から3位に落ち込んだ。

 先月の輸入額1位はベルギー産ビールで同49.5%増の456万3000ドルだった。2位の米国産ビールの伸びも著しく、444万3000ドルで同95.7%増加した。

 日本産ビールは2009年から昨年まで10年連続で年間輸入額トップを維持した。今年上半期(1~6月)の日本産ビールの輸入額は3479万6000ドルで、中国産(2026万1000ドル)、ベルギー産(1962万ドル)、米国産(1354万9000ドル)を圧倒し、月別の輸入額も1位の座を明け渡したことがなかった。

 7月のビール輸入量は約3万6090.1トンで前月比5.8%増加した。

 日本産ビールの輸入量は5131.2トンで45.8%減少した。ベルギー産ビール(7016.7トン)は61.2%、米国産ビール(4913.1トン)は102.0%、それぞれ急増した。

 不買運動が続いているため、日本産ビールの輸入はさらに落ち込むとみられる。


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