韓国とメコン地域5カ国の外相会議で発言する康京和(カン・ギョンファ)長官=3日、バンコク(聯合ニュース)
韓国とメコン地域5カ国の外相会議で発言する康京和(カン・ギョンファ)長官=3日、バンコク(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】タイ・バンコクで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)と関連した一連の国際会議の議長声明に、保護貿易主義に警告を発し、自由貿易を強調する内容が盛り込まれたことが4日までに分かった。 韓国外交部によると、韓国とASEANの外相会議、ASEANプラス3(韓中日)外相会議、東アジア首脳会議(EAS)外相会議、韓国とメコン地域5カ国の外相会議の議長声明には、自由貿易の秩序を支持する域内国の立場が盛り込まれた。 康京和(カン・ギョンファ)外交部長官をはじめとする韓国代表団が韓国に対する日本の不当な経済報復措置を積極的にアピールした結果と評される。 ASEAN各国と韓中日外相会議の議長声明には「閣僚たちは貿易緊張の高まりとこれが成長に及ぼす影響について警告した。世界経済を苦しめ、多国間貿易体制を危険に陥れる保護貿易主義と激化する反グローバル化の流れに対する懸念を表明した」との内容が盛り込まれた。 同会議は日本が「ホワイト国(優遇対象国)」からの韓国除外を決定した直後に開かれており、日本の一方的な措置に「厳重な懸念」を示した韓国の立場に一部の国が共感を示したと受け止められる。 会議では日本による韓国のホワイト国除外問題を巡り、韓日外相が舌戦を展開したが、中国やシンガポールの外相が日本の措置を批判した。 韓国とメコン地域5カ国の外相会議の議長声明には「保護貿易主義や国家間の貿易緊張に対する懸念表明」などが盛り込まれた。昨年は言及されなかった内容だ。 韓国外交部は自由貿易と関連した記述が強化されたことについて、「日本の貿易制限措置を機に自由貿易の重要性を訴えた韓国政府の努力に域内国が共感を示した結果」と評価した。
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