朴槿恵前大統領、刑執行停止を申請=理由は健康上の問題など
朴槿恵前大統領、刑執行停止を申請=理由は健康上の問題など
懲役刑の確定判決を受けた朴槿恵(パク・クネ)元大統領が「刑の執行停止をしてほしい」と検察に要請した。朴元大統領側はヘルニアなど健康問題に対する治療と国民統合のために拘束状態から釈放されなければならないと主張した。

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 ソウル中央地検は17日、朴元大統領の弁護人ユ・ヨンハ弁護士から刑の執行停止申請が提出されたと明らかにした。

 ユ弁護士は申請理由について健康上の理由と国民統合を理由に挙げ「今回の申請は弁護人として最低限の基本的な責任と道理」と述べた。

 朴元大統領の健康状態について「収監後、頚椎及び腰椎ヘルニアの症状と頚部脊柱管狭窄症で、数回病院治療を受けたが、全く好転しなかった」とし「痛みとしびれの症状で正常な睡眠が不可能だ」と説明した。

 続けて「昨年8月、頚部脊柱管狭窄症との診断を受けた後、保釈請求など申請を申し出たが、朴元大統領は受け入れなかった」とし「しかし拘置所内で治療がこれ以上不可能であり、治療・手術時期を逃す場合、後遺症が発生する可能性が高いと判断した」と述べた。

 またユ弁護士は「国民統合」について「朴元大統領がすべての裁判に出席しなかったのは、在任中に起きた過ちは歴史的評価に任せて自分がすべて抱いていくという意味だった」とし、「したがって収監期間中、たった1人も政治家に会ったことはなく、家族の接見も拒否した」と説明した。

 ユ弁護士は「人権を最高の価値と掲げて執権した現政府が高齢の元女性大統領に病症による苦痛まで甘んじて受け入れろというのは非人道的な処置」とし、「既存に司法処理されていた前大統領と比べると特に苛酷だ」と強調した。

 一方、検察の関係者は「刑執行停止真偽委員会で原則に従い決定される」と述べた。


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