集いで上映された映画「払い下げられた朝鮮人 関東大震災と習志野収容所」のポスター(民団提供)=(聯合ニュース)
集いで上映された映画「払い下げられた朝鮮人 関東大震災と習志野収容所」のポスター(民団提供)=(聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】在日本大韓民国民団(民団)が8日に東京都内で「関東大震災朝鮮人虐殺を顧みる追悼と人権の集い」を開催した。 集いの開催は昨年に続き2回目で、在日同胞の呉充功(オ・チュンゴン)監督の記録映画「払い下げられた朝鮮人 関東大震災と習志野収容所」の上映、ジャーナリストの渡辺延志氏による講演が行われた。 関東大震災では「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「朝鮮人が放火している」などの流言飛語が飛び交い、自警団や警察、軍人らが在日朝鮮人を虐殺した。大韓民国臨時政府の機関紙「独立新聞」の記録によると、当時、虐殺された朝鮮人の犠牲者数は6661人とされる。 民団は集いについて、「関東大震災時の流言飛語により虐殺された同胞の追悼と、その事実を隠ぺいしようとする歴史修正主義を糾弾するとともに、ヘイトスピーチ(差別扇動表現)が大震災時のようなジェノサイド(民族大量虐殺)につながると警鐘を鳴らす」と説明した。
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