ベビーカーの乳児に日傘を差し掛ける保護者(資料写真)=(聯合ニュース)
ベビーカーの乳児に日傘を差し掛ける保護者(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】記録的な猛暑が続く韓国で、高温環境に身体が適応できないことで生じる熱中症などの症状で病院を受診する人が今夏は急増すると見込まれる。今年は7月の平均気温がすでに例年8月の平均気温を上回っており、受診者は近年で最多だった2016年の2万964人をはるかに超える見通しだ。

 韓国国民健康保険公団の医療情報ビッグデータによると、暑さによる疾患で病院を受診した人は12年から17年にかけ年平均1万7746人だった。疾患は熱によるむくみやあせもなど軽症なものから、熱中症と総称される熱けいれん、熱疲労、熱射病までを含む。

 同期間で唯一、患者が2万人を超えた16年の8月の平均気温は26.7度で、今年7月の平均気温(26.8度)より0.1度低い。

 昨年の受診者のうち、60代以上が36.7%で最多を占めた。年齢が高いほど患者は多かったが、9歳以下(全体の6.7%)は10代(同5.1%)を上回った。

 今年の記録的な猛暑は少なくとも8月上旬までは続く見通しで、熱中症にかかりやすい高齢者や子どもなどは特に注意する必要がある。韓国気象庁によると、1日に北東部の江原道・洪川で国内観測史上最高となる41.0度を記録。ソウルでも1907年に観測を始めてから最も高温となる39.6度を記録した。


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