12月3日、ソウル中心部にある朝鮮王朝時代の王宮、景福宮で記念撮影する中国人観光客=(聯合ニュース)
12月3日、ソウル中心部にある朝鮮王朝時代の王宮、景福宮で記念撮影する中国人観光客=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は21日の定例会見で、中国当局が一部地域で韓国への団体ツアーの販売を一時的に中止させたとの報道について、「関連動向を確認している」と述べた。 その上で、このほど国賓として訪中した文在寅(ムン・ジェイン)大統領が習近平国家主席と会談した際、交流・協力の再開で一致したことに言及し、「両国のすべての分野での交流・協力が正常の発展軌道に早期に戻ることを期待する」と強調した。 米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備で対立していた両国は10月末に関係改善で合意。中国は11月末に北京と山東省の一般旅行会社に限り、これまで禁じていた韓国への団体ツアーの取り扱いを許可した。だが、韓国団体ツアーの販売が過熱していることを受け、山東省でのツアー販売を来年1月から一時的に中止させるとされる。 一方、河野太郎外相が康京和(カン・ギョンファ)外交部長官との会談で、安倍晋三首相の平昌冬季五輪出席は難しいと表明したとの報道については、「会談で日本側は平昌五輪に合わせた安倍首相の訪韓について検討していくという立場を表明したと理解している」と述べた。 康氏が東京都内で行った韓国記者団との懇談会で、平昌五輪前の文大統領の訪日を推進していないと述べたことに関しては、「今回の(康氏の)訪日で日本側と韓日中首脳会談とは別に、平昌五輪前の首脳(文大統領)の訪日について具体的に議論してはいないという趣旨」と説明した。
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