韓国　きょうのニュース（９月８日）

◇ＴＨＡＡＤ反対団体「撤去闘争続ける」　米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル（ＴＨＡＡＤ、サード）」の発射台４基が追加配備されてから１日が経過した８日、配備地の慶尚北道・星州は台風が去った後のような静けさが漂っている。しかし、ＴＨＡＡＤ配備に反対する市民団体は９日にも対策会議を開き、今後の対応を模索する方針だ。ＴＨＡＡＤの撤去や工事阻止に向けた闘争に方向を転換し、反対運動を続けるという。◇メキシコ政府　北朝鮮大使を国外追放へ　メキシコ政府は７日（現地時間）、北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射に抗議し、キム・ヒョンギル駐メキシコ大使を「ペルソナ・ノン・グラータ」（好ましからざる人物）として７２時間以内に国外追放すると発表した。メキシコ外務省は声明で「今回の外交措置を通じ、国際法に違反しアジア地域と世界に深刻な脅威を与えた北朝鮮の最近の核に関連する活動に対し絶対反対を表明する」とした。◇「ギャラクシーノート８」予約好調　初日に約４０万台　サムスン電子の下半期の戦略スマートフォン（スマホ）「ギャラクシーノート８」の購入予約受け付けが韓国で７日に始まった。初日の予約台数は３９万５０００台で、前モデル「ギャラクシーノート７」の全予約台数を１日で上回った。ノート７の予約は昨年８月６日から同１８日まで行われ、１３日間の予約台数が３８万台だった。◇文大統領の支持率７２%　４ポイント下落　調査会社の韓国ギャラップが８日発表した世論調査結果によると、文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率は７２%で、前週に比べ４ポイント下落した。不支持率は２０%で、前週から４ポイント上がった。調査は５～７日、全国の成人１００４人を対象に実施された。◇中国進出の韓国企業が悲鳴　ＴＨＡＡＤ追加配備で報復強化か　韓国の流通企業が中国で苦戦する中、ＴＨＡＡＤ発射台の在韓米軍基地への追加配備が完了したことにより中国の経済報復がさらに強化されるとみられ、現地の営業環境が一層悪化することが懸念される。中国での事業に失敗して撤退を決定した韓国スーパー最大手のイーマートの事業整理はさらに急ピッチで進むとみられる。スーパー大手のロッテマートは中国のほとんどの店舗が営業を停止しており、損害額が雪だるま式に増えている。化粧品大手のアモーレパシフィックや製菓大手のオリオンもＴＨＡＡＤ問題の影響を受けた。