【ソウル聯合ニュース】韓米ミサイル指針で定められている射程800キロの弾道ミサイルに搭載できる弾頭の重量を現行の500キロから1トンに増やす方向で指針の改定を推進しているという報道に関し、韓国青瓦台(大統領府)は25日、確認に応じられないとの立場を示した。 青瓦台関係者は記者団から「青瓦台の立場は確認に応じることができないということか、それとも韓米首脳会談で議論したことがないということか」と質問され、「前者」と答えた。この問題が韓米定例安保協議(SCM)で取り上げられるかとの質問にも返答を避けた。 政府は6月の韓米首脳会談を機に米国側に指針改定を提示し、下半期に開かれるSCMや韓米統合国防対話(KIDD)で本格的な協議を進めるとされる。 韓国が弾頭の重量を増やそうとするのは、首脳部が潜む地下バンカーなど北朝鮮全域にある地下数十メートルの施設を破壊するには、現行の500キロの弾頭では不十分と判断したためのようだ。 韓国の弾道ミサイル開発を制限する韓米ミサイル指針は2012年の改定で、韓国の弾道ミサイルの最大射程を従来の300キロから800キロに伸ばした。その交渉初期に韓国は射程800キロの弾道ミサイルに搭載する弾頭の重量を最大1トンに増やすよう要求したが、結局500キロに据え置かれた。
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