被告席に並んだ朴被告(前列左)と、40年来の友人で共犯として起訴された崔順実被告(右端)=23日、ソウル(聯合ニュース)
被告席に並んだ朴被告(前列左)と、40年来の友人で共犯として起訴された崔順実被告(右端)=23日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サムスンなどの大企業グループから約束分や未遂も含め592億ウォン(約59億円)の賄賂を受け取った収賄などの罪に問われている韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告の初公判が、23日午前10時にソウル中央地裁で始まった。 裁判長が開廷を宣言した後、出廷した被告と起訴された人物が同一であるかどうかを確認する人定質問が行われた。 淡々した様子で前だけを見つめながら被告席に立っていた朴被告は、職業を尋ねられると、「無職です」と短く答えた。住所や生年月日も答えた。 冒頭手続きは検察による起訴内容の説明、被告側の陳述と続く。 朴被告はこの日午前8時36分ごろに収監先のソウル近郊のソウル拘置所を出発し、9時10分ごろ、ソウル市内のソウル中央地裁の建物に到着した。紺色の私服姿で、左胸には拘置所の収監番号を示したバッジを付けている。髪はトレードマークだったアップスタイルに似せ、プラスチックのピンなどでまとめていた。人前に姿を現すのは53日ぶり。 朴被告は3月10日に憲法裁判所の判断で罷免され、同月31日に逮捕、拘置所に収監された。
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