仁川国際空港に到着した中国人観光客ら=31日、仁川(聯合ニュース)
仁川国際空港に到着した中国人観光客ら=31日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サッカーの韓国代表は来月1日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選の初戦で中国代表とソウルワールドカップ競技場で対戦する。試合前日の31日、中国のサッカーファンが仁川国際空港から続々と韓国入りした。 午前11時ごろ、約30人の団体で入国した観光客の1人は「公務員だが、中国にぜひ勝ってほしいと考えて休みをとって応援に来た」と話した。 韓国観光を兼ねて応援に来るサッカーファンの数は1万5000人に達する。 中国サッカー協会は当初、大韓サッカー協会に対し、中国サッカーファンのために3万枚のチケットを確保するよう要請した。大韓サッカー協会は苦心の末、約1万5000席を中国側に渡した。 今回の試合が国際Aマッチであることに加え、W杯最終予選の初戦であることを考えれば、韓国に居住する中国人のうち、1万5000人程度が競技場を訪れると関係者は予想している。 6万6704人を収容することが可能なソウルワールドカップ競技場の約半数となる3万人を中国人ファンが埋め、韓国代表にプレッシャーを与えるものとみられる。 史上最大規模の応援団を迎えるにあたり、競技場内の安全を管理する警察も緊張を高めている。 ソウルワールドカップ競技場で開かれる国際Aマッチでは、通常100人から200人程度の警備員が動員され、万が一の事態に備える。しかし今回は試合の重要性から観客が興奮し、ファン同士の衝突が発生する可能性が通常より高まっているため、警備員が増員される予定だ。
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