判決について記者会見する原告ら=25日、ソウル(聯合ニュース)
判決について記者会見する原告ら=25日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】太平洋戦争中に強制徴用され、三菱重工業の広島の軍需工場で韓国人14人が過酷な労働を強いられたとして、遺族らが三菱重工に損害賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁は25日、1人当たり9000万ウォン(約810万円)の支払いを同社に命じる判決を言い渡した。 14人は1944年に動員されて同工場で働かされ、45年8月には原爆投下で被爆。2013年に三菱重工を提訴した。同社は1965年の韓日請求権協定により被害者の個人請求権は消滅したなどと訴えたが、地裁は聞き入れなかった。 韓国大法院(最高裁)は2012年、同協定で個人請求権は消滅していないとの判断を示している。
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