左から岸田文雄外相、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官、中国の王毅外相(資料写真)=(聯合ニュース)
左から岸田文雄外相、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官、中国の王毅外相(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は23日の定例記者会見で、あす24日に東京で開かれる韓中日外相会談について「共同発表文は採択しない予定だ」と明らかにした。 趙報道官は「今回の3カ国外相会談は限られた短い日程で開催されるため、共同発表文について十分な話し合いが行われることはないと予想している」と説明した。 韓中日外相会談で共同発表文が採択されないのは異例とされる。  韓中が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備をめぐり関係がぎくしゃくしていることや、日中が尖閣諸島や南シナ海問題で神経戦を繰り広げていることと無関係ではないという観測が出ている。昨年3月にソウルで開かれた3カ国外相会談では共同発表文を採択している。 趙報道官は共同発表文が採択されないことがTHAAD配備や南シナ海問題と関連があるのかどうかを問われ、「限られた短い日程で開催されるためと承知している」と繰り返した。 また、3カ国外相会談について「これまでの3カ国の協力状況を評価し、今後の協力発展のあり方や主要地域および国際情勢など共通の関心事について踏み込んだ議論を行う予定だ」と説明した。 韓日、韓中が個別の外相会談を開催するかどうかに関しては「日程を調整中」と述べた。
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