若宮氏夫人(左)に勲章を手渡す李俊揆・駐日大使(在日韓国大使館提供)=29日、東京(聯合ニュース)
若宮氏夫人(左)に勲章を手渡す李俊揆・駐日大使(在日韓国大使館提供)=29日、東京(聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】韓国政府は29日、「知韓派」のジャーナリストとして韓日関係の発展に貢献した元朝日新聞主筆の故・若宮啓文氏に勲章を授与した。 朴槿恵(パク・クネ)大統領に代わり、李俊揆(イ・ジュンギュ)駐日大使が東京の韓国大使館で若宮氏夫人に「修交勲章興仁章」を贈った。 大使館は叙勲の理由について、「日本を代表する良心的な知韓派ジャーナリストとして、韓日関係の発展のために貢献したことはもちろん、文化・人的交流の活性化を通じ民間レベルにおける両国の信頼関係の構築に大きく寄与した」と説明した。 朝日新聞で論説主幹や主筆を歴任した若宮氏は、韓日、日中関係の重要性を一貫して訴えた。2006年には当時の小泉純一郎首相の靖国神社参拝に反対し、植民地支配と侵略を反省した1995年の村山富市首相談話を継承すべきだと繰り返し主張した。 2013年に朝日新聞を退社後、日本国際交流センターのシニア・フェローや韓国・東西大の碩座教授(寄付金で研究活動をするよう指定された教授)を務め、韓日関係の改善を目指し発信し続けた。 今年4月末、シンポジウム参加のため訪れていた中国・北京市内で死去した。68歳だった。
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