阿弥陀八大菩薩図(提供写真)=(聯合ニュース)
阿弥陀八大菩薩図(提供写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されている滋賀県の延暦寺で14世紀前半に製作されたとみられる高麗時代の仏画が発見されていたことが17日、分かった。 韓国・東国大の博物館館長で仏教絵画が専門の鄭干澤(チョン・ウテク)教授によると、延暦寺で保存状態が良好で色彩も鮮明な阿弥陀八大菩薩図が見つかった。縦179センチ、横89センチの大きさで、阿弥陀如来の下に8人の菩薩が描かれている。 鄭教授は2008年に初めて見た後、高麗仏画であることを確認し、このほど追加調査を行った。 阿弥陀八大菩薩図は延暦寺のこの仏画以外にこれまでに14点が確認されている。 今回発見された仏画は、通常1番前に配置される観音菩薩と勢至菩薩が2番目の列に描かれた珍しい構図が特徴だ。 鄭教授は「延暦寺の仏画は高麗時代の阿弥陀八大菩薩の中で米フリーア/サックラー美術館所蔵の絵に次ぐ大きさで、これまでに確認された高麗仏画の中では13番目に大きい」と説明した。 鄭教授は18日に東国大で開かれる学会で延暦寺の高麗仏画に関する論文を発表する。
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