釜山の地下鉄(資料写真)=(聯合ニュース)
釜山の地下鉄(資料写真)=(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓国南部の釜山の地下鉄で女性専用車両の試験運用が始まる。妊娠中や乳幼児連れの女性に配慮し、女性を狙った犯罪も予防するという趣旨だ。ただ、男性差別だという世論の反発もあり、韓国で女性専用車両はまだ導入されていない。釜山でも実効性をめぐり論争が予想される。 釜山交通公社は16日、釜山都市鉄道1号線で22日から通勤時間帯の午前7~9時と午後6~8時に8両編成車両のうち1車両を女性専用にすると発表した。9月19日まで試験運用し、意見を取りまとめた上で運用を見送るか施行するか方針を決める。 公社は駅のプラットホームや車両に案内文を貼り、案内放送でも周知させる計画だ。 韓国では女性専用車両の運用事例がない。ソウルで地下鉄を運営するソウルメトロが2007年、ソウル都市鉄道が11年に通勤時間帯に運用しようとしたが、男性に対する差別だという指摘が多く、白紙に戻った。大邱都市鉄道も13年に導入を推進したが、同じ理由で保留となった。
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