【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の柳吉在(リュ・ギルジェ)長官は25日、北朝鮮との意思疎通が全くできていないことを指摘し、「南北がさまざまな懸案を解決するには、まずは会って対話すべきだ」と述べた。ソウルで開催された朝鮮半島国際フォーラムで演説した。 北朝鮮が近ごろ、韓国の団体による北朝鮮の体制を非難するビラ散布の中止などを対話の前提条件とするかのような態度を見せていることに対しても、「前提条件を掲げるやり方では(懸案を)解決できない」と述べ、意味のない主張をやめて今すぐ対話の呼び掛けに応じるよう重ねて訴えた。 柳長官は北朝鮮の人権侵害問題にも言及。北朝鮮の人々は政治面だけでなく生存権的な面でも劣悪な人権状況に置かれているとし、韓国政府が状況の改善に努めていくとした。 また、朴槿恵(パク・クネ)大統領が3月のドイツ・ドレスデンでの演説、8月の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の演説で提示した人道支援拡大などが北朝鮮で曲解されているが、政府は特に北朝鮮の農村地域の住民を劣悪な生活から救うという趣旨で推進していくと説明した。 stomo@yna.co.kr
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