【ソウル聯合ニュース】韓国の中国への投資が増え続け、今年は8年ぶりに日本の対中投資額を上回る見通しだ。
 韓国貿易協会北京支部が30日に発表した統計によると、上半期(1~6月)に韓国が中国に投資した金額は前年同期比45.6%増の28億ドル(約2858億円)と集計された。
 香港(438億5000万ドル)、台湾(31億2000万ドル)、シンガポール(30億9000万ドル)に次いで多い。
 一方、上半期の日本の中国への投資額は前年同期比48.8%減の24億ドルとなった。
 このペースが続けば、中国に対する今年の投資は、韓国が過去最大となる60億ドル程度となり、日本は50億ドルに届かないと予想される。そうなれば、韓国の対中投資額は2006年以来、8年ぶりに日本を超えることになる。
 同協会は、韓国の対中投資が大きく増えたことについて、両国の経済協力関係が一段と強化されたことを示していると説明。また、韓国企業が中国国内市場への進出を活性化させるために投資を増やしている点も要因とした。
 年内の締結交渉妥結を目指す韓中自由貿易協定(FTA)で、中国のサービス市場が開放されれば投資対象がさらに増えるとの見通しも示した。

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