【ソウル聯合ニュース】28日午前10時20分ごろ、ソウル市内にある大手財閥SKグループ本社の地下3階駐車場に止めてあった車両から出火した。
 消防当局と警察によると、火は車両の内部から出たと推定され、火災発生直後にスプリンクラーが作動し、およそ4分後に鎮火した。
 消防署関係者は「人命被害はなく出動した時にはすでに火が消えた状態だった。正確な原因は調査中」と話した。
 火が出た車両は清掃会社職員のもので、車内にあった洗車道具のうち、水を温める道具の電線が切れたことにより出火したとみられる。
 火災発生後、建物内にいた約150人(消防署推算)が外に避難する騒動となった。
 火災直後、SKグループは地下4階から地上1階に対してのみ避難を呼びかける放送をしたが、火事が起こったと聞いた人が自発的に避難したことが分かった。
 同グループ関係者は「火災現場をすぐに把握し、大きい火災ではないという判断を下し、一部の階にのみ避難を呼びかける放送をした。その後午前10時半ごろ、火事が起こったがすぐに鎮火したから動揺するなという内容の全体放送をした」と説明した。
 火災のあった建物は地上35階、地下7階。SKを含む6社1500人余りが勤務している。地下2~7階は駐車場となっている。

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