同原発事業は李明博(イ・ミョンバク)政権の2009年に日本やフランスとの競合に勝ち受注した186億ドル(約1兆8900億円)規模の大型プラント事業。計4基が建設される予定で、このうち1号機は2017年5月の完成を目指し、この日記念式典が行われた。
原子炉は高さ14.8メートル、内径4.6メートル、厚さ30センチ、総重量533トン。マグニチュード7の地震にも耐えられるよう設計され、少なくとも60年間、バラカ原発の「心臓」の役割を果たす。青瓦台(大統領府)は、原子炉が韓国独自の技術で製作され、国際社会から技術性と安定性を認められる重要な契機になると説明した。
式典には韓国から朴大統領や、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官、尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官らが、UAEからはマンスール・ビン・ザイド・ナハヤン副首相兼大統領官房相らがそれぞれ出席した。朴大統領は現場を視察し、工事関係者や労働者を激励した。
式典で両国は原発運営会社設立に向けた韓国専門家派遣、大学生の相互インターンシップなどに関する了解覚書(MOU)を締結した。また、原発の安定的な運営などを支援するUAEプラントサービス産業育成に関するMOUも交わした。
朴大統領は当初、UAEをはじめクウェートなど中東の主要国を歴訪する計画だったが、旅客船セウォル号沈没事故を受けUAE以外の国の訪問は全て取り消した。大統領は「1泊3日」の原発外交日程を終え、21日午前に帰国する。
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