会見する金報道官=27日、ソウル(聯合ニュース)
会見する金報道官=27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は27日、朝鮮戦争で生き別れになった南北離散家族の再会行事を2月17~21日に金剛山で開催することを北朝鮮に提案したと発表した。同行事に向けた赤十字実務協議を1月29日、南北軍事境界線上にある板門店で開くことも提案した。

 北朝鮮は24日、朝鮮赤十字会を通じ、韓国側に同行事の実施に応じるとする通知文を送っていた。
 同部の金義道(キム・ウィド)報道官は同日の定例会見で、「北朝鮮が前向きに応じることを望む。離散家族再会が順調に進められ、南北関係(発展)の新たな契機になることを期待する」と述べた。その上で、「これ以上、(離散家族の再会を)遅らせてはならない」と強調した。
 再会行事は李明博(イ・ミョンバク)前政権時に南北関係が冷え込んだ影響で、2010年10~11月を最後に開かれていない。南北は当初、昨年9月25~30日に離散家族再会行事を北朝鮮・金剛山で開くことで合意していたが、北朝鮮が開催4日前に突然「無期限延期」を発表し、実現しなかった。韓国の朴槿恵(パク・クンへ)大統領は今月6日、旧正月に合わせて同行事を行うよう北朝鮮に提案した。



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