【ソウル聯合ニュース】韓国貿易協会の統計によると、11月に北朝鮮が中国に輸出した無煙炭は前月より24万トン多い158万トンだった。
 金額ベースでは前月より約18%多い1億2145万ドル(約122億5000万円)。8月の6437万ドルから9月に9165万ドルに増えるなど、3か月連続の増加となる。
 今年1~11月に北朝鮮が中国に輸出した無煙炭は1500万トン(12億5565万ドル)で、昨年通年の1180万トン(11億8979万ドル)を上回った。
 北朝鮮は先月、石炭貿易に関わった張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の側近らに対する粛清を行ったが、無煙炭輸出は大きな影響を受けていないと分析された。
 民間シンクタンクのIBK企業銀行経済研究所は「張成沢氏の粛清とは関係なく、従来の契約通り取引が行われたとみられる。ただ、今後は無煙炭の取引が冷え込む可能性がある」と指摘した。
 北朝鮮は張成沢氏が石炭などの地下資源を廉価で売りさばいたと批判しており、中朝間の無煙炭取引が急減するとの見方が出ていた。

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