【世宗聯合ニュース】来年満期を迎える韓国の外貨建て債券が過去最大規模に上ることが30日、分かった。
 韓国企画財政部と国際金融センターによると、来年満期が到来する外貨建て債券は307億ドル(約3兆2335億円)と、今年の約1.5倍となる。月平均の償還額は26億ドルで、1月(43億ドル)と4月(48億ドル)、5月(39億ドル)に集中する。
 発行体別にみると、国策銀行が134億ドルで最も多い。公企業の58億ドルを足すと192億ドルで、全体の62.5%を占める。満期を迎える外貨建て債券のほとんどが、リーマン・ショック直後の2009年に発行された高金利の5年物だ。
 韓国政府はこれら国策銀行や公企業に対し、満期を迎える外貨建て債券の一部償還や低金利での借り換えを働きかける方針を固めた。最近の低金利や経常収支黒字、海外からの資金流入で潤沢になっている韓国の外貨流動性を活用させる意図もあるとみられる。

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