【ソウル聯合ニュース】韓国政府高官は15日、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の再開について、「いつ開かれるかという時期の問題というよりは条件の問題だとみるべきだ」と述べた上で、再開までには時間がかかるとの見通しを示した。
 同高官は「現在までの状況をみると、協議再開に必要な条件を設けることでは6カ国が同じ立場だが、条件の内容をめぐってはやや意見の隔たりがある。隔たりを埋める作業を議長国の中国を中心に関連国が続けていく」と述べた。
 関連国間の協議では6カ国協議再開の条件の内容に主眼が置かれるだろうとの見方を示した上で、韓国の立場としては非核化をどのように実現させ、実質的に進展させることができるかという基準で再開条件を判断していると説明した。
 同高官の発言は、最近の韓米、米中、中朝などの接触の過程で、6カ国協議再開問題に関する大きな進展がなかったことを示唆しているとみられる。
 同協議議長を務める中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表が4日に訪朝した際、北朝鮮は非核化問題についてこれまでより踏み込んだ立場を示さなかったという。協議再開に向けては今後も中朝間の調整が必要であることを意味する。
 来週予定されている同協議米国首席代表、デービース北朝鮮担当特別代表の韓・中・日歴訪後も、中朝を含めた関連国間の協議は続くと予想される。

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