【ソウル聯合ニュース】韓国全域で3月から実施してきた韓米両軍の野外機動訓練「フォールイーグル」が30日に終了する。北朝鮮は同演習の実施に反発し、朝鮮半島の緊張を強めてきたため、朝鮮半島情勢の変化のきっかけになるかどうか注目される。
 同演習には韓国軍約20万人と、米軍約1万人が参加。地上機動、空中、海上、特殊作戦など約20の訓練が行われた。韓米連合軍司令部は29日に報道資料を出し、同演習について、「定例の戦術野外機動演習で、任務遂行に実質的に必要な極めて重要な軍事訓練を行い、韓国防衛に向けた韓米同盟の準備態勢を向上させることに目的がある」とした。
 北朝鮮は同演習を「朝鮮半島核戦争演習」と規定し、休戦協定の白紙化、戦時状況の宣言など、韓国と米国に対する挑発を例年より強めていた。とりわけ、ステルス戦略爆撃機B2や戦略爆撃機B52、ステルス戦闘機F22、原子力潜水艦シャイアンなど米軍の戦略兵器の参加が公開されたことに対し、「核による脅迫には無慈悲な核攻撃で応える」と強く反発した。
 国連軍司令部軍事停戦委員会は2月21日、北朝鮮に演習の日程を通報し、非挑発的な演習であることを明確にした。演習が終了する際は別途に通知しない。
 一方、韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」は韓国軍約1万人と米軍約3500人が参加し、3月11~21日に行われた。

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