【ソウル聯合ニュース】韓国の国連安全保障理事会非常任理事国の任期が来年1月1日から始まることを受け、金星煥(キム・ソンファン)外交通商部長官は31日の幹部会議で理事国活動に万全を期すよう指示した。
 非常任理事国の任期は2年間。韓国が非常任理事国になるのは1996~1997年以来、2度目。
 金長官は「国民の期待が非常に高い」と指摘。適切な対応や努力の重要性を強調した。また、「外交通商部の力量が大きく強化される契機になるよう努力してほしい」と呼び掛けた。
 金長官は昨年末の北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記死去や今年の長距離ロケット発射、韓国軍の弾道ミサイル射程延長を盛り込んだ韓米ミサイル指針改定、核安保サミット開催、ソマリア海賊に拉致された韓国人船員4人の解放、開発途上国の温暖化対策を支援する国際機関「グリーン気候基金(GCF)」事務局誘致などへの対応を高く評価した。
 また、不祥事が相次いでいた同部が政府機関などを対象にした今年の「反腐敗競争力評価」で19機関中4位に上昇したことに触れ、「プライドを取り戻す成果を出した」と語った。
 日本との情報保護協定が国内世論の強い反発を受け、延期になったことに関しては、「国民の対日感情について考えるきっかけになった」と指摘した。

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