来年の見通しは世界経済が3.5%成長し、急速なウォン高ドル安が進まないことを前提とした。同研究院は欧州の債務危機などの不安要因は続くものの、世界景気の緩やかな回復による貿易増加に伴い、主力品目を中心に輸出がやや増加すると分析した。輸入は原油価格の下落で原油輸入額が減少するが、輸出回復により原材料や資本財が増加し、全体的には拡大すると予想した。
品目別では今年の輸出が28%減となった船舶が大規模プロジェクト受注などで4.9%増、無線通信機器はスマートフォン(多機能携帯電話)の買い替え需要の高まりで13%増になるとした。自動車(3.2%減)、鉄鋼製品(2.4%減)などは主力市場の欧州債務危機などにより不振が続くと予測した。
同研究院は今年の韓国の貿易動向について、他国に比べ堅調な輸出競争力を維持し、世界7位の輸出額、世界8位の貿易規模を達成したが、下半期(7~12月)はウォン高など悪材料も突出したと指摘した。
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