朴宰完企画財政部長官=(聯合ニュース)
朴宰完企画財政部長官=(聯合ニュース)
【ニューヨーク聯合ニュース】国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会出席のために日本を訪問した朴宰完(パク・ジェワン)企画財政部長官は同地で米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューを受け、来月に韓日中自由貿易協定(FTA)の交渉開始宣言が行われることに期待していると述べた。同紙の電子版が15日までに報じた。
 韓日中は領土問題をめぐりあつれきを抱えているが、11月にカンボジアで開かれる東アジア首脳会議(EAS)で、3カ国FTA締結のための交渉開始宣言が行われることに期待していると述べた。
 朴長官は「領土問題と経済問題は別のアプローチをすべきだ。経済協力の強化によって、他問題の緊張が緩和することもある」と韓日中FTA締結に前向きな姿勢を示した。
 日本との関係については、「両国が協力できる分野は多い」と指摘した上で、第三国への投資や多国間通貨交換協定「チェンマイ・イニシアチブ(CMI)」を挙げた。
 一方、米国の量的緩和政策については、インフレの懸念などプラスの面とマイナスの面の影響があると指摘。韓国の通貨ウォンのレートに対しては「変動性は安定しており、心配していない」との見解を示した。

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