【ロンドン聯合ニュース】海図の改善や海域の国際表記などを決める国際水路機関(IHO)の総会で、韓国東側海域の表記問題で結論が出ず、5年後の次回総会に再び持ち越されることが決まった。
 第18回総会は23日にモナコで開幕した。IHOは26日、IHOの海図集「大洋と海の境界(S-23)」の改定に向け、同表記に関する話し合いを再開したが、解決策を導き出せないまま議論の終了を宣言した。
 韓国はS-23の改定を機に、現在の「日本海(Sea of Japan)」表記に「東海(East Sea)」を併記するよう求めてきた。2002年と2007年に続き、今回の総会でも決着がつかず、表記問題は長期化することになる。
 韓国代表団によると、現行版を部分的に改定しようという日本の提案は、前日の会議で否決された。この日も特段の決定はなく、「日本海」単独表記での改定は不可能になったという。
 韓国の首席代表を務める白芝娥(ペク・チア)外交通商部国際機構局長は「韓国側の立場を支持する加盟国が増えた。S-23の改定を通じた『東海』併記こそが妥当とする韓国の主張が一層力を得ることになった」と話した。

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