【ソウル聯合ニュース】韓国銀行が15日に発表した6月の輸出入物価指数によると、6月の輸入物価(ウォンベース)は前年同月比10.5%上昇した。原材料価格の値下がりが原因で、上昇率は昨年11月以来(8.2%)の低水準となった。前月比では0.4%下落し、2か月連続で前月比マイナスとなった。
 ドバイ原油は4月の1バレル=115.8ドルから5月は108ドル、6月は107.5ドルに下がっている。
 輸入物価のうち、原材料は小麦、天然ゴムなどの農林水産品と原油などの鉱産品の価格が落ち込み、前月比で0.2%下落した。前年同期比では25.6%上昇した。
 中間財は石油製品、化学製品、非鉄金属を中心に前月比0.7%低下した。前年同月比では3.9%上昇したが、昨年8月(2.6%)以降、上昇率は最も低かった。資本財は前月比0.1%上昇、消費財は同1.1%下落した。
 一方、6月の輸出物価は前年同月比0.4%下落し、9か月ぶりに落ち込んだ。前月比では0.7%下落し、3か月連続でマイナスとなった。
 韓国銀行関係者は輸出物価の下落したことについて、「ウォン高・ドル安の影響」と説明している。
 輸出物価のうち、農林水産品は前月比7.0%、前年同月比では12.6%上昇した。工業製品は前月比0.7%、前年同月比0.5%、それぞれ下落した。

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