【ワシントン2日聯合ニュース】米国のキング北朝鮮人権問題担当特使は2日、米下院外交委員会の公聴会で、米国が北朝鮮への食糧支援方針を決定することになっても、支援食糧が軍用米として使われることを防ぐためコメは支援しないと明らかにした。
 食糧支援の決定はまだ下っていないとしたうえで、決定の過程で最も重要な要素は実際に支援が必要かどうかで、政治的な考慮はしないと強調した。
 また、支援の必要性があると結論を出すとしても、北朝鮮が先に食糧の分配状況を確認するモニタリングの問題と、過去の食糧支援プログラムに関する問題を解決すべきだと指摘した。北朝鮮が2009年3月に米国からの食糧支援を拒否した当時、北朝鮮に残っていた支援食料2万トンについて明確に解決する必要があると説明した。
 キング特使は、5月の訪朝時に金桂寛(キム・ゲグァン)第1外務次官と約20分間、人権問題について意見を交換したと明らかにした。北朝鮮は人権について対話する意思があるという結論に至り、人権問題協議のため金外務次官から再び招待を受けたと伝えた。

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