【ソウル29日聯合ニュース】先月末に慶尚北道・安東で発生した口蹄疫(こうていえき)が5市・道に拡大したことを受け、政府レベルの中央災難(災害)安全対策本部が設置される。また、口蹄疫の危機対応警報を最高水準の「深刻」に格上げした。政府は29日、口蹄疫関連機関による対策会議を開き、こうした内容を盛り込んだ談話文を発表した。
 家畜伝染病の危機対応警報が「深刻」に格上げされたのは、今回が初めて。政府が行政安全部、農林水産食品部など関係機関からなる安全対策本部を設置し、中央および地方自治体の公務員、警察を動員し、防疫作業を進める。
 また、政府は同日に市・道知事のテレビ会議も開き、口蹄疫が発生していない地方自治体も防疫体制を整えるよう要請した。全国レベルの口蹄疫防疫体制が取られる。
 口蹄疫のワクチン接種は、早ければ同日から忠清北道・忠州、仁川・江華、京畿道の楊州と抱川でも実施する方針だ。
 口蹄疫発生地域は、慶尚北道、江原道、京畿道、忠清北道、仁川市の29市・郡65か所に、ワクチン接種の対象地域は12市・郡にそれぞれ増えた。

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