農林水産食品部と慶尚北道が8日に明らかにしたところによると、年初から現在までに、口蹄疫により殺処分されたか殺処分予定の家畜は17万頭余りと集計された。
発生事例ごとに見ると、最近慶尚北道・安東で発生した口蹄疫により、道内だけで9万3448頭の家畜が殺処分対象となった。疫学関係が明らかになり、拡散防止のために埋立処分された忠清南道・保寧のブタ2万5000頭余りを含めると、安東の口蹄疫により殺処分されたかされる予定の家畜は11万8000頭に達する。
1月に京畿道の抱川や漣川で口蹄疫が発生した際には、家畜5956頭が殺処分された。4~5月には仁川・江華や京畿道・金浦、忠清北道・忠州、忠清南道・青陽などで発生し、4万9874頭が殺処分された。
殺処分規模もさることながら、発生頻度も非常に大きな問題だ。韓国では1934年に口蹄疫が発生し、66年後の2000年に再び発生。その後、2002年の1回を除き、発生事例がなかったが、ことしは3回発生している。
防疫当局は、ことしの口蹄疫は海外から流入したものと推定しているが、ともすれば中国や東南アジアのように口蹄疫が常時発生する国になるのでは、と懸念を深めている。
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