演習に参加している原子力空母ジョージ・ワシントン(写真共同取材団)=29日、黄海(聯合ニュース)
演習に参加している原子力空母ジョージ・ワシントン(写真共同取材団)=29日、黄海(聯合ニュース)
【ソウル30日聯合ニュース】韓国軍と米国軍による黄海での合同軍事演習3日目の30日、両軍は前日に引き続き連合対空防御訓練、空中侵入対応訓練を行うほか、海上封鎖訓練、空中迎撃訓練、多数の航空機を統制する訓練などを新たに実施する。合同参謀本部関係者が伝えた。
 海上封鎖訓練は、北朝鮮艦艇が北方限界線(NLL)を越えてきた場合を想定し、これを艦艇で取り囲み封鎖するというもの。航空機統制訓練、空中迎撃訓練は、韓米のイージス艦が米第7空軍と韓国空軍の戦闘機を支援する形で進められる。
 軍関係者によると、先端指揮体系を備えた韓国のイージス艦「世宗大王」は、一般の駆逐艦と違い、多数の戦闘機を統制できるという。イージス艦が航空機をコントロールしながら、航空機に迎撃地点を伝えるなどの訓練を実施する。
 連合対空防御訓練、空中侵入対応訓練では、米第7艦隊所属の原子力空母ジョージ・ワシントンと両軍のイージス艦や戦闘機が参加し、空中で仮想の敵を攻撃する。
 韓米合同軍事演習は、韓米同盟の意志をアピールし北朝鮮の挑発を抑える目的で、朝鮮半島西側の黄海で28日から実施されている。来月1日まで続けられる。

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