韓国の「汚職清潔度」39位、改善進まず

【ソウル26日聯合ニュース】汚職問題に取り組む非政府組織（NGO）、トランスペアレンシー・インターナショナルの韓国本部が26日に発表した2010年版「汚職指数」によると、韓国の「清潔度」は10点満点中5．4点で、調査対象国178カ国・地域のうち39位（2カ国共同）となった。
　指数は国内外の企業家やアナリストら専門家が評価した政治家・公務員の清潔度を0～10点で表したもので、0点に近いほど腐敗度合いが高い。3点台は社会が全般的に腐敗している状態を、7点台は全体的にクリーンな状態とされる。
　韓国は調査開始以来の最高点を獲得した2008年に比べ0．2点、前年比では0．1点、それぞれ下落し、5点台で停滞している。韓国本部は、2年連続で指数が下落したのは、ここ2～3年間に表れた韓国社会の腐敗現象と無関係ではなく、連日のように露呈する教育関連不正、高官子女の採用不正、大統領の赦免権乱用などが、社会全般の腐敗の現実を反映していると指摘した。