イベント会場は、全国最大の甕器の産地、外古山甕器村の工房や窯などを活用した甕器文化体験場「甕器村」(無料公開)と、甕器展示館やギャラリーなどを中心にさまざまな展示・文化イベントが行われる公園地区(有料)に分けられている。
甕器の歴史と文化を紹介する甕器文化館、世界の甕器類にまつわるさまざまな文化・文明が体験できる甕器ロード館、世界の発酵食品の優秀さを知ることで甕器の価値を見直す発酵食文化館、現代甕器職人の作品世界を紹介し、実演も披露する甕器アトリエゾーンなどの展示がずらりと並ぶ。甕器づくり体験ができる甕器村工房、さまざまな遊びや体験で甕器の科学原理を理解できる甕器科学遊戯館などの体験施設も準備されている。
また、国際学術シンポジウム、セミナー、講演会など、甕器をテーマにした国際学術大会が4回開催される。市とエキスポ組織委員会は、さまざまな見どころ、楽しさを提供するだけでなく、韓国甕器文化の歴史と優秀さ、価値を見直し、未来の価値や活用の可能性を模索する考えだ。
期間中は、韓国人65万人、外国人5万人、計70万人の来場客誘致を目標としている。韓国人向けに2008年から主要都市でPR活動を展開したほか、外国人観光客の誘致では日本、中国など海外の旅行会社と了解覚書(MOU)を交わし、姉妹・友好都市を通じた募集も行った。
蔚山市の朴孟雨(パク・メンウ)市長は「蔚山市が初めて世界に紹介する大規模国際文化イベントにわくわくしている。3年間準備してきたものをすべて披露し、韓国伝統文化の優秀さを伝えたい」と意欲を示した。
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