【北京・瀋陽・長春28日聯合ニュース】中国東北部を訪問していた北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記を乗せたとみられる専用特別列車が、28日夜(日本時間同)に吉林省長春市の長春駅を出発した。帰国の途に就いたとみられるが、列車がどこに向かったかは確認されていない。
 金総書記は同日午前、長春市内にある宿泊先の迎賓館・南湖賓館を出発し、市郊外にある国際農業・食品博覧会と吉林農業大学を訪れた。その後、中国の自動車大手「第一汽車」の工場などを訪問し、帰国するとみられていたが、昼過ぎに再び南湖賓館に戻った。
 金総書記を乗せた車列が夜、南湖賓館を出て駅に向かう際には、王家瑞・中国共産党中央対外連絡部長の姿が取材陣にとらえられた。王氏は金総書記の中国滞在中、常に随行していたと伝えられる。
 金総書記は前日の27日、南湖賓館で胡錦濤・中国国家主席と首脳会談したとみられている。

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